ラテアートの作り方(ウイングチューリップ編)
- 2016年10月14日更新
- ラテアートの作り方
ラテアートの応用編として、ウイングチューリップのラテアートを描いてみましょう。
ウイングとは、層になった模様が左右にVの字(Uの字)のように広がった形のことを言います。ラテアートが上手な方ほど、綺麗なウイングを描くことができます。
ウイングのような模様までは割とすぐ描けるようになりますが、そこから左右対称で層が等間隔に広がるような綺麗なウイングに仕上げるまでは、かなりの練習量が必要になってきます。(※私自身もまだ完璧なウイングは描けていません。)この記事が、ウイングに挑戦してみたい方の参考になれば幸いです。
ラテアート動画(ウイングチューリップ編)
1. カップを軽く傾ける
注ぐ時は、カップを少し傾けてミルクピッチャーとの距離をなるべく近づけましょう。
2. 液面の中心に注ぐ
カップの底から液面までが最も高い位置(液面中央)から注ぎ始めます。注いでいく時は、液面のクレマ(茶色)をなるべく維持させながら全体を馴染ませる様に注いでいきます。カップ容量の3分の1程度まで注いだら一旦注ぎを止めます。
3. ピッチャーの注ぎ口を液面に近づけて注ぐ
カップの中央からやや手前の位置から注ぎ始めます。注ぎ始めは、対流が出来るまで横に振らず真っ直ぐ注ぎます。
4. 対流を止めずに横に振る
対流が出来たら、ゆっくり一定間隔でピッチャーを横に振ります。ポイントとしては、写真のように対流(前進する模様の流れ)を止めないようにゆっくり横に振ることです。レイヤーハートに比べると横に振る回数はかなり少ないです。
5. 振り幅を変えずに前進しながら注ぐ
描き始めから4往復ぐらい横に振ったら、今度はピッチャーの注ぎ口を前進させていきます。この時の振り幅は変えません。同じ振り幅のまま前進させます。
6. 模様を巻き込ませる
ピッチャーを振りながら押し込むように前進させると、写真のように外側の模様が徐々にカップ中央に巻き込まれていきます。
7. 素早くピッチャーを引き上げて注ぎを止める
しっかり奥の方まで注いだら、素早くピッチャーの注ぎ口を前進させながら上に引き上げて注ぎを止めます。
8. 押し込んでウイングを広げる
次は、巻き込まれたウイング目がけて、液面中央にグッ!と押し込むように注いでウイングの模様を広げていきます。
この時、少し横に振りながら押し込むとウイングが広がりやすいです。
最後はチューリップと同様にくぼみを作ります。くぼみを作ることで、最後真ん中を切った時に模様の先端が尖った形になります。
9. フォームを乗せるように注ぐ
トップのハートは、ウイングの上(先端)と同じ高さの位置に作ります。フォーム(泡)を液面に乗せる感じで注ぎ、ピッチャーを高い位置に移動させながら真っ直ぐ切るように注いできます。
10. ウイングチューリップの完成
これで、ウイングチューリップの出来上がりです!
ウイングを習得するには、「対流」と「押し込み」の技術が必要です。
練習方法としては、リーフで対流の感覚を掴み、チューリップで押し込みの練習をしましょう!リーフとチューリップがしっかり描けるようになってから、ウイングに挑戦してみましょう!
(※偉そうに言ってますが、私自身も現在ウイングの練習中です。。。)