家庭用エスプレッソマシンの選び方・比較まとめ
- 2016年10月14日更新
- 選び方
家庭用エスプレッソマシンの価格帯は、1万円から3万円までのものが一般的に普及しています。コーヒーの機械に数万円使うとなると、ちょっと悩みますよね。
ここでは、各メーカーの家庭用エスプレッソマシンの長所と短所を踏まえて、あなたに合ったエスプレッソマシンの選び方をご紹介したいと思います。
なお、ここでご紹介する内容は、個人的な見解ですのでご理解下さい。
初心者向け
デロンギ EC200N(新型はEC221)
デロンギEC200N(※新型EC221)は、初めてエスプレッソマシンを扱う方や、お手軽にカプチーノを作りたい方にオススメのエスプレッソマシンです。
このマシンの特徴は、操作がとてもシンプルで扱いやすい事です。エスプレッソ抽出やスチーム機能の切り替えは正面のダイヤルを左右に回すだけです。 また、抽出やスチームのタイミングを緑のOKランプで知らせてくれます。
エスプレッソの抽出では、コーヒーパウダーとカフェポッドの両方に対応していますので、お手軽にカフェ気分を味わいたいときや、プチホームパーティーなどで活躍できます。
スチーム機能は、誰でも簡単にモコモコ泡が作れるノズル構造をしていますので、何回かスチームの練習すれば美味しいカプチーノを作ることができます。ただし、ラテアートのような細かい泡を作るには、スチームパワーが不足してますので困難だと思われます。ラテアート用にスチームノズルを改造したり、サーモ騙しなど色々と試行錯誤しなければなりません。
このマシンは、プラスチック部品が多く、取り外して水洗いできますので、衛生面で安心して使用できます。給水部分は取り外し可能なタンク式です。
価格帯はおよそ1万円以上~2万円以下の価格帯です。週に1~2回使用する頻度であれば、このマシンで十分楽しめます。
スチーム&コスパ重視
ボンマック BME-100(BME-100DARMAR )
ボンマックBME-100は、スチームの威力に優れたマシンです。主にラテアートの練習をしたい方にオススメです。ここでご紹介している家庭用エスプレッソマシンの中で最もスチームの機能に優れています。ラテアートに最適なスチームミルクを難なく作ることが出来ます。
価格も家庭用エスプレッソマシンの中では一番安い製品だと思います。ラテアートの練習目的でのご使用を考慮すると、コストパフォーマンスの良い製品です。
外観は少し残念です。プラスチックの質感が安っぽく見えてしまします。また、抽出もクレマ増強装置のためエスプレッソの味や質感がデロンギEC200Nとは違うかな?といた印象を持ちました。
給水はタンク式で、タンクの取り外しが可能です。掃除は、デロンギEC200Nと違いスチームノズルの先端が金属製で長さがあります。プラスチック製ノズルに比べて、ミルクの付着を落とすのに少々苦労します。
デザインや機能も妥協したくない本格派の方向け
デロンギECO310
デロンギECO310は、デザイン性のある外観やカップウォーマー機能、安定したスチーム機能などバランスの良いマシンです。すでにエスプレッソマシンの扱いに慣れている方や2台目のエスプレッソマシンをご検討中の方にオススメです。今までご紹介してきた家庭用エスプレソマシンの中では、価格も高いですが、デザインや機能面で、他のマシンの良い所を併せ持ったマシンだと思います。
外観は、全体的に光沢のあるボディです。カラーの部分はプラスチックですが、金属パーツも組み込まれていますので少し高級感が出ます。
エスプレッソの抽出はデロンギEC200Nと同じ穴が貫通しているフィルターです。エスプレッソの味は、腕次第でかなり美味しくなります。
スチームは、比較的パワーが安定しているため途中で威力が弱まることもなく、ラテアート用の細かい泡のスチームミルクを作ることができます。ノズルの先端も少し長いです。
また、マシン上部には、カップウォーマー機能が付いています。カップウォーマー機能は、正直あまり必要な機能ではないかもしれません。カップを温めるのであれば、抽出のお湯を溜めて温めた方が早いです。
比較まとめ
その他のマシンも含めて、マシンの性能の比較をまとめてみました。
初心者向けは、マシンの扱いやすさや掃除などの面でデロンギEC200Nがベストだと思います。
ラテアートの練習をするのであれば、スチーム機能の良いデロンギEC310かボンマックBME-100だと思います。
家庭用エスプレッソマシンは、スチーム機能にかなりの差があると思います。ですが、あくまでも家庭用で一般的に普及しているマシンなので、これ以上の性能を求めている場合は、上級機種(10万以上)のマシン購入をご検討下さい。
デロンギ EC200N |
デロンギ ECO310 |
ボンマック BME-100 |
ビアレッティ Tazzona |
デバイスタイル TH-W020 |
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操作性 | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ○ |
抽出 | ◎ | ◎ | △ | △ | ○ |
スチーム | △ | ○ | ◎ | ○ | △ |
メンテナンス | ◎ | ◎ | ○ | △ | ◎ |
価格 | ○ | △ | ◎ | △ | ◎ |
デザイン | ○ | ◎ | △ | ○ | △ |